慎二さんの命日にリリーフ陣が奮起~2020年6月28日

あれから3年。天国の慎二さんに自信を持って見せられるような、そんな試合だった。
先発の與座は初回、2回と連続で失点したもののその後はしっかりコーナーに投げ分け、前回同様、6回を3失点でまとめた。途中で修正することができたのが昨日の松本との大きな違いだろう。
その後の平井―ギャレット―増田のリレーは圧巻だった。特にギャレット。獲得時の「制球に難あり」という触れ込みが嘘であるかのように、ストライク先行の投球で柳田バレンティン上林の中軸を見事3者連続三振で斬った。ようやくライオンズに三振を取れる投手が現れたかと思うと、感慨深い。
ここ数日、リリーフ陣の好投が終盤の逆転劇を生んでいる。平井、ギャレット、増田に加えて、平良、宮川も控えるなど、中継ぎに厚みが増してきた。一方のソフトバンクは森を最終回に登板させずに結局敗戦を喫したことを考えると、中継ぎの差が今回のカード勝ち越しの明暗を分けたといっても過言ではない。
まだシーズンは始まったばかり。一年を通してリリーフ陣が奮起してこそ、本当の意味で天国の慎二さんは笑ってくれるはずだ。