打線は回復、守備は引き締めを~2020年7月2日

9-5。前日の2安打零風負けの鬱憤を晴らすかのように、打線の繋がりが手繰りよせた勝利だった。
しかしながら、このカード3戦で5失策と、守備陣の引き締めが必要なのも事実。今日も2失策のほかに、記録に残らないまずい守備も見られた。投手陣、特にリリーフ陣の奮闘が見られるチーム状況において、特に終盤の守乱は命取りになる。明日の先発はニールということを考えても、今一度、守備陣の引き締めを行っておきたい。

耐えてアルバースを降ろして掴んだ勝利~2020年6月30日

3―2 。辛勝といったところだが、長いシーズン戦う上では今日のような試合を確実にものにしなければならない。
相手先発のアルバースは試合前の時点の対西武戦が2勝1敗 率4.00と、比較的苦手な印象はあった。今日も立ち上がりからコーナーに見事に投げ分けられた。それでも、ヒットが出ないながらも粘りに粘って球数を投げさせたことで好調だったアルバースを5回途中で降板させることができた。各々が打席の中で明確な目的意識を持っていた結果で、「好投を好投にさせなかった」ことは評価に値するだろう。
相手は連敗中のオリックスとは言え、初戦をとれたのは大きい。明日はリリーフ陣を休養させるためにも、打線の爆発に期待したい。

慎二さんの命日にリリーフ陣が奮起~2020年6月28日

あれから3年。天国の慎二さんに自信を持って見せられるような、そんな試合だった。
先発の與座は初回、2回と連続で失点したもののその後はしっかりコーナーに投げ分け、前回同様、6回を3失点でまとめた。途中で修正することができたのが昨日の松本との大きな違いだろう。
その後の平井―ギャレット―増田のリレーは圧巻だった。特にギャレット。獲得時の「制球に難あり」という触れ込みが嘘であるかのように、ストライク先行の投球で柳田バレンティン上林の中軸を見事3者連続三振で斬った。ようやくライオンズに三振を取れる投手が現れたかと思うと、感慨深い。
ここ数日、リリーフ陣の好投が終盤の逆転劇を生んでいる。平井、ギャレット、増田に加えて、平良、宮川も控えるなど、中継ぎに厚みが増してきた。一方のソフトバンクは森を最終回に登板させずに結局敗戦を喫したことを考えると、中継ぎの差が今回のカード勝ち越しの明暗を分けたといっても過言ではない。
まだシーズンは始まったばかり。一年を通してリリーフ陣が奮起してこそ、本当の意味で天国の慎二さんは笑ってくれるはずだ。

岡田のリードが光った一戦~ 2020年6月27日 SB戦

こんにちは、キモオタククくんです。本日より、気ままに、ライオンズ戦の振り返りブログを書こうと思います。
試合は8-7でライオンズが勝利。7回裏の山川の逆転スリーランはお見事でしたね。
とは言え、決して褒められた勝ち方ではないのもこれまた事実。先発の松本は四球&本塁打のいつもの悪い癖が出てしまいました。彼自身、メンタルの弱さからでしょうか、良い球は持っているのにも関わらず打者に向かっていけていないのは自分との戦いに負けているように思えました。
一方で、リリーフ陣は素晴らしいパフォーマンスでした。NHKで解説の小久保が言っていたように、二番手の宮川の投球が相手打線の勢いを止めたといっても過言ではないでしょう。それ以降の投手陣も良かったのですが、ここで私が注目したいのは、今季初マスクの岡田のリード。特に象徴的だったのが、最終回、バレンティンへの4球目。この場面、3球目で真ん中高めの直球で空振りを奪っていたので、私は外のスライダー系を要求するかと思っていましたが、岡田は敢えて内を要求、結果インハイの直球で空振り三振を奪いました。実際、今日の増田の直球の走りが良かったこと、バレンティンの待ち球を考慮した上で敢えて内を要求した岡田のインサイドワークには感服しました。森も日々成長はしていますが、リード面に関しては「攻め」や「意表をつく」ことができる岡田がまだまだ上手のような気がします。打つ方では良いところは無かったものの、森との併用、更にリードしている場面での抑えマスクなど、岡田の柔軟な起用法を模索する必要性を改めて認識した、そんな一戦でした。